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ピーチの決算が発表され、今期は初の黒字決算となったようです。

決算数字は、
売上 30,595
営業利益 2,007
経常利益 1,710
純利益 1,046 (百万)
となっています。
黒字化も難しいと思っていましたが、20億もの営業利益を稼いでいた、というのは意外。
ただ、これまでの国交省の発表とはかなりズレがあります。(旅客収入17,097百万)
この差分はおそらく国際線の売上だと思うのですが、こちらでかなり稼いでいたのですかね。

国内線の座席キロも8円で計算していましたが、
機材数が揃ってきたことや関空の着陸料が安いこと等から、もっと低い数字を達成しているのかもしれません。
ここを7円/席キロで計算しなおしてみると、

便数 14,268、座席数 2,568,237、平均距離 930、経費 16,715
乗客数 2,148,972、搭乗率 83.7%、旅客収入 17,097、客単価 7,956、営業利益 382

こんな感じで、国内線も3.82億の黒字となります。
それ以外の売上、利益、乗客数が国際線だとすると、
乗客数 300,0000 - 2,148,972 = 851,028
売上 30,595 - 17,097 = 13,498
客単価 15,861
営業利益 1,625

ちょっと国際線が儲かりすぎのような気もしますが、
さすがに国際線赤字ということはないと思われます。
ライバルは多いと思われますが、意外と上手くやっているのでしょうか。

ピーチについては経営は私が思った以上に上手くいっているようですね。
しかし今期は大量欠航や不祥事もあったので、黒字を確保できるかどうか。
ジェットスターの方はどうなのでしょうね。
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国土交通省の航空輸送サービスの情報公開が発表されました。
LCCについてもデータが公表されていますので、LCCの経営状況について予測してみます。

便数 座席数 平均搭乗区間距離 経費(百万) 乗客数 搭乗率
ピーチ 3,920 705,667 896 5,058 593,772 84.1%
ジェットスター 5,856 1,054,120 1,027 8,661 845,428 80.2%
バニラ 898 161,610 1,452 1,877 113,618 70.3%


旅客収入(百万) 客単価(円) 旅客収入(円/人キロ) 収支(百万)
ピーチ 4,512 7,599 7.6 -546
ジェットスター 5,306 6,276 6.3 -3,355
バニラ 758 6,671 6.7 -1,119


便数は遅延便数/割合で計算、座席数は1便あたり180席で計算しています。
また経費については、座席キロを8円として計算しています。
ピーチやジェットスターはそれなりに便数が集まっていますので、
もう少し安くできているかもしれませんが、ただ円安、原油高という背景もあるので、
まだ8円で妥当かと思います。

4Qは2Qに次ぐ繁忙期なのである程度高搭乗率かとは思いましたが、
各社高い搭乗率になっていますね。
ただ単価が低いため各社やはり赤字。
ジェットスターはやはり30億円超の赤字となっているようです。
ピーチもこの収入ではまだ赤字、バニラは便数も少ないためスケールメリットが小さく、
経費(座席キロ)は8円以上かかっていると想定されるため、さらに赤字は大きいと思われます。

しかしジェットスターはひどいですね。年間100億の赤字と推測されます。
まさに毎年増資が必要な状態ですね。
この単価では黒字にしようという意図すらないのではないかと思ってしまいます。
もう少し適正な競争にしてもらいたいところですが。。。

国交省の2013年度3Q分の航空輸送サービスに係る情報公開が発表されました。
早速、LCCの経営状況の推測をしてみたいと思います。

※いつもは第一営業日なのですが、なぜか遅れていました。

便数 座席数 平均搭乗区間距離 経費(百万) 乗客数 搭乗率
ピーチ 3,620 651,663 916 4,775 522,699 80.2%
ジェットスター 5,544 997,992 1,033 8,247 779,208 78.1%
バニラエア 192 34,563 1,224 338 26,067 75.4%

旅客収入(百万) 客単価(円) 旅客収入(円/人キロ) 収支(百万)
ピーチ 3,889 6,870 7.5 -886
ジェットスター 5,346 7,128 6.9 -2,901
バニラエア 181 8,446 6.9 -157


エアアジアは今回からバニラエアとなっています。
また今回も提供座席キロは8円/席キロで計算しています。

各社搭乗率はまずまずなのですが、単価が低すぎです。
旅客キロは7円前後と、これでは満席でもプラスにならないです。

便数の多いジェットスターが大幅な赤字となっていると思われます。
通期で100億程度の赤字になっているのではないでしょうか。
100億増資されていますが、それでも1年持つかどうかなのではないかと。
いつまでこんな消耗戦をやるつもりなのですかね。

ピーチは9億弱の赤字予想ですが、
4Qは繁忙期なのでプラスになる可能性もあり、となると通期で黒字もあるかもしれません。
関空は空港費用が安いので座席キロも8円より安い可能性もありますし。

また新LCCとしては、JTBも出資を発表していますし春秋が本当に国内線に就航しそうな感じです。
6/27から、路線は成田から高松、広島、佐賀なので直接被りはしないですが、
佐賀などは福岡便が影響を受けるかもしれません。


国交省の航空運送事業者に関する情報公開が発表されました。
LCCの売上等も発表されており、その情報から業績を見積もってみます。

便数 座席数 平均搭乗区間距離 経費(百万) 乗客数 搭乗率
ピーチ 3,803 684,491 976 5,345 594,614 86.9%
ジェットスター 6,102 1,098,417 1,052 9,244 820,698 74.7%
エアアジア 1,452 261,340 1,077 2,252 199,673 76.4%

旅客収入(百万) 客単価(円) 旅客収入(円/人キロ) 収支(百万)
ピーチ 5,612 9,467 9.7 267
ジェットスター 7,023 8,521 8.1 -2,221
エアアジア 1,653 8,293 7.7 -599


便数は、発表されている遅延便数÷遅延割合で計算し、座席数は便数×180で計算。
経費についてはユニットコストを8円として計算しています。
その結果、ピーチは何とか黒字、ジェットスター、エアアジアは大幅赤字ですね。
ピーチは黒字を確保できたといっても稼ぎ時の2Qなので、
通期での黒字化が可能かというとまだ厳しいかと思います。
それでも客単価、搭乗率は3社の中で最も高いし、
関空は拠点コストも安いはずなので、経営面でも一歩リードですね。

ジェットスターは、スケールメリットが出てきていると思うので
ユニットコストは下がってきていると思いますが、
円安の中で8円/座席キロを割り込むのは難しいと思います。
8円計算で-22億なので、通期は100億近い赤字になるのではないでしょうか。
エアアジアはジェットスターとの競争に付き合わず、
撤退という判断は正しいと思いますね。

エアアジアが撤退してバニラエアとなりますが、便数は減少します。
それによってジェットスターの業績が今後どうなるかですね。
それでもダメだとどうしようもない、といったところです。

前期88億円の巨額の赤字を計上したLCCのジェットスタージャパンですが、
親会社であるJALとカンタス航空に対しそれぞれ55億円の増資を実施し、
計110億円の増資を行うようです。

6月時点ですでに自己資本は5億円まで減少しており、
すでに債務超過に陥っているのではないかと思われます。
事業を継続するためには増資は絶対必要でしたが、やはり親会社が引き受けますか。
110億あれば、今期が前期と同じ程度の赤字となっても、何とか債務超過は免れます。
しかし前期と比べてさほど好転しているようには思えず、
事業環境は円安等でむしろ悪化しています。
おそらく今期も前期の88億の赤字に近い赤字額になるのではないでしょうか。
来年の今頃にはまた増資されるのではないでしょうか。

しかし、業績好調のJALはともかく、
カンタスはさほど業績はよくないにもかかわらず、よく増資を引き受けたと思います。
カンタスは税引き前利益で1.92億豪ドル(180億程度)、前期は2.44億豪ドルの赤字と、
これに対する55億円は結構大きいように見えます。
また他の株主として三菱商事と東京センチュリーリースが16.7%出資してますが、
これら会社の持分は減少してしまいます。
あまりいい気分はしないでしょうが、増資しないと倒産してしまうわけで、
やむを得ないことではありますが。

エアアジアジャパンは、エアアジアが撤退してバニラに生まれ変わりましたが、
ジェットスタージャパンは当面事業を継続しそうですね。
航空業界をかき回すだけでなく、利益の出る適正な運賃での経営をお願いしたいです。

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