上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

航空各社の2012年9月輸送実績です。

2012年9月 提供座席数 搭乗者数 搭乗率 シェア 前年比
ANA 5,243,096 3,412,042 65.1% 47.88% 100.5%
JAL 3,977,992 2,671,871 67.2% 37.49% 100.9%
SKY 826,767 621,871 75.2% 8.73% 115.1%
ADO 219,425 182,299 83.1% 2.56% 101.1%
SFJ 129,761 89,456 68.9% 1.26% 102.1%
SNA 0 0 0.00% 0.0%
IBEX 90,071 64,761 71.9% 0.91% 118.6%
ORC 25,041 12,846 51.3% 0.18% 104.7%
FDA 89,549 61,341 68.5% 0.86% 123.3%
AMX 10,091 4,763 47.2% 0.07% 94.0%
新中央 10,609 5,676 53.5% 0.08% 100.5%
合計 10,622,402 7,126,926 67.1% 100.00% 100.5%


SNAは例によって報告なし。
SNAの数字が無いことやLCCの分が20万人程度もあることを考えると、
航空需要は昨年より3-4%程度は増加してますね。
AMXは微減ですが、それ以外は各社とも実績を伸ばしています。
スカイマークは提供座席数は前年比127%で搭乗者数は115.1%でした。
もう少し伸ばしたかったですが、
新路線が多数ありまたLCCと競合しているので、こんなものですかね。

また、那覇-宮古路線は以下のような数字でした。
JAL  69,847  49,807  71.3%
ANA  38,546  24,725  64.1%
SKY  43,188  15,436  35.7%
----
合計  151,581  89,968  59.4%

JAL、ANAは大体いつもの水準。
SKYは、最悪だった8月よりは回復しています。
8月は10,124人しか利用者がいなかったので、5000人程度増加しています。
8月はこの路線はANA、JALのツアーで使うお客さんが多かった、
ということなんですかね。

スポンサーサイト

ジェットスタージャパンの10月搭乗率は69.4%だったとのこと。

スカイマークの成田路線の搭乗率は53.8%、うちLCC競合路線は58.6%、でした。
競合路線で比較すると、
ジェットスタージャパンの方がスカイマークより10ポイントほど上ですね。
意外と差はあるな、という印象ですね。
ただスカイマークの運賃は1万円ですので、客単価は1万円以下だと思います。
全座席の70%を1万円以下とするような価格設定だった、ということですかね。
仮に客単価が1万円だったとして、1便当り125人なので125万円の売上。
CASKが仮に8円だとしても、平均距離1000kmと仮定すると、
必要経費は8×180×1000=1,440,000円。
実際はCASKは8円以上かかっていると思いますので、10月単月ではおそらく赤字でしょうね。
10,11月は閑散期なので赤字でもいいという見方もあると思いますが、
スカイマークの普通運賃1万円で単価を下げているのが利いていると思いますね。

しかもここは欠航が出た際にはホテルを用意するなど、経費もかけています。
業績的にはますます厳しいでしょうね。

ジェットスタージャパンの定時運行率は92%。
スカイマークは86.7%なので、意外と定時運行率は高いですね。
また欠航率はこのサイトによると1.2%のようです。
スカイマークは0.2%なので、ここは結構差がありますね。
ジェットスターは経費がかかるのでこれは極力0にしたいところだと思いますが。



羽田空港の施設利用料が昨年4月より100円/人から170円/人に値上げされたことに対し、
スカイマークはこれに反対し乗客からの代理徴収を拒否していました。
施設利用料が納入されなくなった日本空港ビルデングは訴訟を起こしており、
その判決が出て、スカイマークは敗訴となり未納入分の約7億を支払うよう命じられました。

この訴訟については、負ける可能性が高かったと思います。
仮に勝ったとした場合、スカイマークの乗客は別途空港に利用料を払う、
となってもそれはそれで面倒で乗客にはうれしくないですし。
今回の訴訟は、スカイマークの駐機スポットが端っこばっかりだったりといった
不利益を大手に比べて受けているのに、
値上げは平等である事などに対して一石を投じることが目的だったと思います。
ただその目的は達成できたのかどうか・・・
面倒な会社という印象だけが残っただけかもしれません。
一般の顧客に対しても、わがまま言って支払わずに裁判している、
といった印象を与えているような気がします。
拒否権が無いに等しい状況での横暴な値上げに対する訴訟だ、
ということがわかってもらえてばいいのですが。

本件については、スカイマークは提訴はせず支払に応じたとのこと。
これにより純利益が4.23億減少するそうです。
通期予想は修正しないそうですが、この4.23億は盛り込まれていたんですかね。


来年3月に拡張される羽田発着枠の配分検討が大詰めとなっています。

各報道でもニュースや推測が流れていますが、
国交省のページに資料がアップされていましたので、まずはこれを見てみたいと思います。

評価項目の見直し案として、以下のような案が規定されています。

----
1.利用者利便の向上の観点からの評価項目(倍点) ※以下の(1)-(4)
(1)運賃水準の低廉化の努力
旅客キロあたり旅客収入の過去5年間の変化率が各社間平均を下回っていること

(2)安全の確保
以下の指標毎の各社間順位点の合計
・過去5年間の機材品質に係る不具合に起因する欠航又は15分を超える遅延の発生率
・過去5年間内に義務報告した安全上の支障を及ぼす事態に対して90日以内に再発防止策を策定した割合

(3)全国的な航空ネットワークの形成・充実への貢献
①全国規模での航空ネットワークの形成・充実への貢献
以下の指標の各社数値の合計値に占める各社数値の割合
・地方路線(幹線及び羽田路線以外の路線(離島路線含む))の路線数
以下の指標の各社数値の合計値に占める各社数値の割合
・地方路線(幹線及び羽田路線以外の路線(離島路線含む))の旅客キロ
②羽田空港と地方の空港との間の路線の形成・充実への貢献
羽田路線に占める非幹線割合が全社平均を上回っていること
以下の指標の各社数値の合計値に占める各社数値の割合
・3便ルール対象路線の便数

(4)新規航空会社の競争環境整備による競争の促進
保有機材数が12機に増枠の時点で達する計画が無いこと

2.航空会社の効率的な経営の促進の観点からの評価項目
旅客キロあたり営業費用の過去5年間の変化率が各社間平均を下回っていること
従業員一人あたり営業収益の過去5年間の変化率が各社間平均を上回っていること

3.発着枠の効率的な使用の観点からの評価項目
羽田空港の1運航当たりの輸送人員が各社間平均を上回っていること

4.その他
行政処分を過去5年間受けていないこと
----

とりあえずコピペしました。
気になるのはスカイマークの評価ですが、
各項目について◎:最高評価、○:好評価、△:平均水準、×:不利 で評価してみます。

1-(1)は、参考資料によると他社は過去5年で上昇していますが、スカイマークのみ下がっています。
この点についてはかなり有利。 →◎
1-(2)は、スカイは分が悪いですね。 →×
1-(3)は、①については新興他社よりは上。→○
②は他社がANAとの兼ね合いで羽田からの幹線は少ないため、スカイが不利です。→△
1-(4)はスタフラの救済策ですね。 →-

2については、スカイマークはCASKが直近で7.69まで下がっており、かなり有利。→◎
ただ従業員一人当たりの売上については、
売上が2008年3月期で503億で2012年3月期で802億。この間従業員は2倍になっています。
つまり一人当たりだと売上は下がっており、この点は不利になります。 →×
単価の低い地方路線を積極的に拡張した結果なのですが。。。

3については、大型機材を持つANA、JALが有利。
ただ新興各社の機材は小型なので、ADO>SKY>SNA≒SFJですかね。 →△

4については、パイロットへの行政処分はありましたが、他社もあったはず。
会社として行政指導(業務改善勧告)があった点がここに反映されるのかどうか。 →×

運賃やコストに対する基準が設けられた点はいい材料ですね。
地方路線についても一定の評価はしてもらえそうです。
ただ従業員一人あたりの売上変化率、という見方は納得いかないですね。
地方路線を増やせば当然売上は下がるのに、
それを過去からの変化率で見るのはおかしいと思います。

上記の基準であれば、ANA、JALはさておき
新興各社よりは一段上の評価をもらえて当然だと思うので、
新興横並びといった配分は避けてもらいたいですね。
SNA、ADO、SFJに割り当てても一部はANAに回る、
という点も基準に加えてほしいところですが、そういった議論は無かったんですかね。


この数日の気になったニュースをメモがてら記載しておきます。

・スカイマーク 機長契約解除は違法。1900万の賠償命令
機長がCAの体調不良のため運航できないと判断した際、
CAを交代させるのではなく機長を交代させ、さらに機長の契約を解除した、
という、この記事の内容の件。スカイマーク側の敗訴となりました。
株主総会でも、以前から問題のあった機長であるとの社長の話もありましたが、
社長側の言い分なのでそれだけでは判断できません。
そして会社側は提訴したとのこと。この件は長引きそうですね。
社長も和解とか嫌いそうですし、そもそもお金の問題ではないでしょうし。
早く決着つけて本業に専念してもらいたいですが。

・ジェットスター 経験不足の整備士を確認責任者としていて国交省より厳重注意
確認責任者として業務を行えるのは経験3年以上と規定しているそうですが、
その規定に満たない整備士2人を確認責任者としていた、とのこと。
この件で路線拡張予定が遅れる、という影響が出るようです。
確認責任者が確保できない、ということでしょうか。
具体的には、関空-那覇の1往復増便と、成田-関空の1往復増便および1往復再開延期。
合計3往復が影響を受けることになります。
機材は到着するはずなので、その機材が浮いてしまうことになります。
それはすなわちコストですが、現在でも収益は厳しいと思われるので、
そのコストも重くのしかかります。
確認責任者となれる整備士が確保できないことが理由だとすると、
かなり長期間路線拡張ができなくなるのではないでしょうか。

・羽田発着枠 JALは3枠程度?
羽田発着枠について、ANAが8-9枠に対してJALは3枠程度に留まるのでは、
という推測がされています。
評価期間5年間のうち2年9ヶ月は破綻していたため減点するとのこと。
推測記事なのでどこまで本当かわかりませんが、
JALが3枠に留まるのならばスカイマークは4枠かそれ以上も期待できますね。


スカイマークの2012年10月月次実績が発表されました。

2012年度 2011年度
羽田-福岡 90.1% 95.4%
羽田-神戸 88.0% 92.5%
羽田-札幌 80.8% 90.0%
羽田 -沖縄 86.6% 92.9%
羽田-熊本 79.6% 85.6%
羽田-鹿児島 89.1% 92.3%
福岡-沖縄 71.0% 73.1%
神戸-沖縄 54.6% 86.0%
神戸-茨城 58.5% 63.9%
神戸-札幌 58.3% 85.6%
神戸-長崎 75.6% 71.7%
神戸-鹿児島 54.9% 72.8%
成田-札幌 53.0%
成田-旭川 52.8%
成田-神戸 27.6%
成田-福岡 68.0%
成田-沖縄 54.8%
成田-鹿児島 35.0%
名古屋-札幌 70.3% 69.2%
名古屋-沖縄 71.0%
茨城-札幌 62.5% 69.8%
関西-札幌 45.4%
関西-沖縄 52.5%
関西-旭川 33.4%
那覇-宮古 40.3%
--------------------
全路線 69.9% 78.9%

全体での搭乗者数は前年比104.9%、提供座席数は118.4%
羽田以外の路線比率は55.3%です。
成田路線の搭乗率は53.8%、うちLCC競合路線は58.6%。
関空路線は49.0%の搭乗率でした。

全体の搭乗率69.9%は、成田路線が値下げで搭乗率が回復してきていただけに、物足りない数字です。
もう2,3%は欲しかったかなと思います。

路線別に見てみると、
羽田路線は昨年と比べるとやはり低いですが、前月までの流れからはまあ想定どおり。
神戸もこれまで同様、関空に流れているためか奮いませんね。

問題の成田路線は、搭乗率53.8%と9月の63.8%からかなり下がってしまいました。
普通運賃1万円で、LCCに対しての競争力は確保できていると思いますので、
おそらくLCCも同程度の搭乗率になっているのではないでしょうか。
成田しかないLCCにとってこの搭乗率はかなり厳しいと思いますので、
ここが正念場かもしれません。
もしLCCが70%とか搭乗率を確保しているとすると、集客力の差なのか価格競争力の差なのか、
スカイにとってはかなり厳しい現実となります。

関空路線も同様、9月67.4%から49.0%に急落。
10月からは普通運賃12,000円となっていますが、関空割はなくなっています。
もともと9月より10月の方が搭乗率は低い傾向はありますが、
その上こういった価格設定の差が影響しているように思います。

今回の実績は、スカイにとっては少々厳しいものになりました。
ただLCCも同じような実績であれば特に気にする必要はないと思うので、
LCCの搭乗率情報が見てみたいですね。



スカイマークの西久保社長が、中間発表説明時に路線計画等をコメントしたそうです。

・国際線はニューヨークを第一候補。14年度にも就航予定。
 スロットよりもA380対応ゲート確保の方が課題。
 採算ラインは通年60%の搭乗率。

14年度にはA380が納入されるので、14年度中に就航しないと機材が浮いてしまいますね。
ロンドンはヨーロッパの経済状況を理由に後回しになったとのことですが、
発着枠の問題もあるようにも思います。
ニューヨークだと、JFK、ニューアーク、ラガーディアとありますが、
ラガーディアは小型機用なので除外、仲のいいデルタはJFKなのでJFKの方がいいと思いますが、
スロットに比較的余裕があるのはニューアークの方だそうで。
でも空港使用料が高いらしいです。
先の事も考えて何とかJFKに確保したいところですが。
採算ラインについては、就航後に現在想定している運賃で売れれば、
の話なのでアテにはならないですね。

・13年半ばに仙台就航予定。路線は札幌、沖縄、福岡
 四国は高松を念頭に検討中

機材が現在の27機から13年2Qには31機になる予定。
その4機の使い道は、羽田枠拡張で1-1.5機、仙台就航で1-1.5機、石垣就航で1機、
といった感じですかね。羽田は4-5枠を想定しているようですし。
その後は2014年1Qから導入のA330で便数を増やすのか、
B737を置き換えていくのか、この辺の予定は語られていないですね。
以前は国内線は30機程度までと話していましたし、
その前は40-50機という話もありましたし。
拡張していくとしたら成田が中心になりそうですので、成田次第ですかね。

・ユニットコストは7.69円を達成

ユニットコストについてはかなり下がってきました。
以前は8円を切るようなことはないと話していましたが。
前年より1円近く下げていますが、この要因としては、
円高、原油価格の下落、コスト低い空港(宮古、関西)への就航、
などでしょうかね。
ある程度便数が合って拠点を有効活用しないとこの数字は出せないと思いますので、
現在のLCCではここまでいかないでしょうね。

中間発表説明資料もアップされていましたが、そちらは別途検証したいと思います。



ANA、JAL、SFJの上場航空会社の2Q決算をまとめました。

ANA

売上高(百万) 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益(百万) 前年比(%) 純利益(百万) 前年比(%)
25年3月期第2四半期 753,213 6.9 75,304 50.2 63,408 68.7 36,930 61.6
24年3月期第2四半期 704,841 3.0 50,133 △11.8 37,596 △17.4 22,856 72.1

JAL

売上高(百万) 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益(百万) 前年比(%) 純利益(百万) 前年比(%)
25年3月期第2四半期 634,225 5.7 112,190 5.7 111,061 7.7 99,718 2.4
24年3月期第2四半期 599,873 - 106,174 - 103,131 - 97,414 -

大手2社はともに増収増益と好調。昨年は震災の影響もあったので当然といえば当然ですが。
営業利益率はANAが10.0%、JALが17.7%と大きな差が出ていますね。
純利益で見ると、税効果もあって約630億の差。これは大きいですね。
国際線、国内線の状況で見ると、

国内線ANAJAL
売上(百万)193,800142,189
搭乗者数11,270,9418,114,463
客単価17,19517,523
利用率65.0%65.5
国際線ANAJAL
売上(百万)96,500114,383
搭乗者数1,719,4191,975,085
客単価56,12457,913
利用率79.9%79.0

ANA、JALとも搭乗率の傾向はほぼ同じですが、単価がJALの方がやや高いようです。
路線が違うので単純比較は出来ませんが、
株主優待をJALが発行していなかったことの影響もあると思います。
単価がやや高いことと、コスト削減によりJALはこの利益を出せた、
と言えると思います。

スターフライヤー

売上高(百万) 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益(百万) 前年比(%) 純利益(百万) 前年比(%)
25年3月期第2四半期 12,520 22 369 19 195 82 171 81
24年3月期第2四半期 10,305 309 107 94

スタフラは2Q時点ではわずかながら増収増益を確保しています。
ただ昨年は震災の影響で不調だったため、ある意味当然の結果です。
同時に下方修正が発表されていますが、
昨年は3Q以降は航空業界としてはほぼ平常通りから好調へと推移していったので、
昨年以上の利益を上げるのは難しいと判断したのでしょう。
LCCとの競合の影響はあるでしょうし、釜山線の9月搭乗率は37.5%まで下がっていますし。
羽田依存率が高いスタフラなので、羽田枠の割当数も望み薄ですし、
今後の見通しはあまりよくないのではないかと思いますね。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。