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JALが9/19に再上場されますが、仮条件は3,500円-3,790円となりました。
さてこの価格が高いのか安いのか・・・ざっくり検討してみました。

まずPBRについて。
現在の純資産が1Q終了時点で4,198億。
通常ならこれに株式売り出し時の増資で資産が追加されるのですが、
今回は産業再生機構の出資分の売り出しなので、JALへの資産追加はありません。
ちなみに産業再生機構は1.75億株を売り出しますが、出資額は1株2000円なので3,500億円。
今回上限価格3,790円で売り出すとすると、6,632億で売却することになります。
手数料を引いても3,000億近く儲けが出ることになります。

JALの純資産に話を戻すと、
JALとしては再上場後も純資産も株数も同じなので、BPSは2,315円ですね。
しかし、JALは再生にあたり巨額の損失を出しているので、
繰越欠損金が1兆円ほどあると言われており、当面法人税が免除されます。
これは実質繰延税金資産のようなものなので、
法人税を35%として、これを資産として考えると、
3,500億円の資産が別にあると考えることも出来る、となるとBPSは4,245円。
PBRは0.89倍と、1倍を割ってきますね。

利益面について。
営業利益は1,500億円、純利益は1,300億円予想。EPSは717円、PERは5.28倍。
ただこれは法人税がかかっていない数字であり、
他の企業との比較のため法人税を考慮すると、PERは8.13倍程度。
それでもANAとの比較ではまだまだ安い数字だと思います。
おそらくANAと同じように株主優待も発行するのでしょうし。
またこの営業利益の数字も、稼ぎづらい1Qですでに314億円出しており、
上振れも予想されます。

PBR、PERともANAとの比較では上ですし、業績の上振れも予想される、
ということでこの3,790円の株価は買ってもよい株価かと思います。
ただ羽田発着枠の割当や、今後の事業展開への制約など、
倒産企業ということで様々な制約が生じる可能性があり、
その点がどう出るかですね。ただ羽田枠が思うように取れなくても、
もうすでに多くの枠を持っており、業績への影響は大したことはないように思います。

ブックビルディングについては、どうするか迷うところですね。
ちょっとだけ申し込んでみようかと思っていますが、
当たっても深追いせず4,500円ぐらいまでですかね。


コメント

スカイの時価総額が330億で、JALの時価総額7000億だとすると、羽田枠の比率や国際線の価値からみると妥当なレベルなのかと思います。スカイが1000億の時価総額から急落していますが、やはりJALが上場すると、皆、機関投資家は、JALの方が安定しているとみて動く。その株価の動きに思いが至らなかったのは痛恨の失敗です。

スカイは成田の長距離国際線の枠は確保できるのでしょうから、今後の時価総額上昇の将来性はありますし、おそらく茨城や成田地方線でもまだ成長の余地はあるし、A330で羽田の権益の最大化を目指すでしょうから、それなりに魅力はありますが、それでもJALとのバランスを踏まえると1000億がせいぜいなのではと思っています。

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