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スカイマークの2014年度2Q決算が発表されました。


売上高(百万) 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益(百万) 前年比(%) 純利益(百万) 前年比(%)
27年3月期第2四半期 45,172 △0.7 △4,387 △3,983 △5,744
26年3月期第2四半期 45,505 △1.7 2,033 △69.5 3,361 △38.6 1,702 △42.5


1Qの赤字が55億だったので、2Q単体では11.4億の黒字ですが、
航空業界は利益の大半を2Qで稼ぐ構図なのでこの利益では厳しい。
昨年は2Q単体で45億の黒字がありましたが、昨年と今年を比べてみると、

        2013  2014
提供座席数 2,570,394 2,853,759
搭乗者数 1,935,379  2,122,749
搭乗率(%) 75.3%  74.4%
客単価(円) 13.965  12,709 (前年比91.0%)

搭乗者数が増えていますが、客単価が下がっているため売上は伸びず。
経営環境としては、円安が10%程度進んでいて経費が増加しており、
さらにA330導入で燃料消費量、機材レンタル費用や着陸料等も増加しています。
A330導入で客単価は上げていかないといけないのに、
これでは儲けが出るはずはないですね。

このような状況ですので、通期の業績は以下のように下方修正されました。

売上 88,295
営業利益 △12,428
経常利益 △11,582
純利益 △13,676

このままでは3Qも1Q程度かそれ以上の赤字が出るでしょうから、
この下方修正の値も大体妥当かなと思います。
来期黒字化に向けては、客単価の向上が最大の課題ですね。

しかも、A380の違約金が決まれば、これに対してさらに特別損失が上積みされることになります。
これが200億だと仮定したら、今期順損失は336億まで膨らみます。
そうなると純資産は110億しかなくなり、一株資産は120円程度。
この状況だと来期黒字のメドも立たず、この110億もいつまで持つことやら。。。

本当にどこかに買収されないと厳しいような気がしてきました。
幹線に絞って運行していけば堅実に稼げると思うのですが、
なぜこうなってしまったのか、という感じですね。

コメント

やっぱり、下方修正されましたね。
ただこれはスカイマーク自身の問題だけでなく
いまの景気状況もあるかもしれません。
原油価格の高騰もですが、
消費者心理として消費税の値上げによる
消費マインドの落ち込みもあると思います。

業績分析は得意ではないのですが
それなりに分析してみると
運航実績は上がってきていて
L/FもA330を導入しても
それほど低下しないで
この業績だとA330を導入しても
安い価格のチケットで利用している人が
増えているだけで売り上げに貢献できる高価なチケットは
それほど売れていないこととなるのではないでしょうか?

細かいことですがA330の就航遅延も
業績に影を落としているようで
就航しない間経費がかさんだ上に
A330就航と同時期に返却予定だった
羽田・新整備場地区にあるA330用格納庫については
エアバスと補修部品のサポートサービスを契約したことを受け
格納庫をしばらく継続使用することになり経費がかかり続けます。

A380問題も当初10月中の決着とも報道されましたが
こちらも決着できないでいるようでどうも10月中報道は
スカイマークの意向で報道されたようで
エアバス側は特に期限を切らずに交渉するようです。

このまま支援企業や銀行などが手を上げない状況だと
手元資金の確保のため
固定資産の売却やリースなどで確保しなければならず。
前回の書き込みで無借金経営を
良い業績予想の根拠としましたが
この状況だと逆にメインバンクがない状況で
ジリ貧の時に手をさしのべる銀行がない
悪い業績予想になる根拠になりそうです。

運賃改定(値上げ)は冬スケジュールからですが
A330だけでなく737も一律値上げで
A330の利益を737の搭乗率低下で食ってしまう不安もあります。
期待のA330も運航状況が安定していないようで
遅延や欠航が増えているのも気になります。
決算発表と同時に法人割引を打ち出しましたが
法人対策は運航の安定も求められるので
こちらも見通しはあまり良いとはいえないようです。
このままだと業績回復の切り札であるA330に
逆にとどめを刺される可能性もあります。
社員は厳しいかもしれませんがそれぐらいの危機感を持って
まずはA330の運航安定化からになるかもしれません。
担当監査法人が
「現金預金残高が減少傾向にあり、
今後の資金繰りに十分な余裕を
確保できなくなる可能性がある」指摘を
監査報告書に明記しましたね。
そろそろやばいかもしれません。
http://www.aviationwire.jp/archives/49589

資金不足を補うため
シミュレーター3台、作業用車両36台を合計約18億円で売却し、
11月からはリース方式に切り替える
セール・アンド・リースバック契約を10月31日に締結しましたが
現状では焼け石に水かもしれません。
このままだと年内に資金ショートの可能性も出てきているようです。

年末年始の繁忙期にこれら情報が出ることは
繁忙期の予約状況にも大きく影響するとみられます。
ただでさえ先般の値上げ(運賃改定)で
ANA、JALのレガシーキャリアとの差別化が
難しくなっている状況で
いつ運航停止するか分からない航空券は
なかなか予約できないでしょう。

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