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昨日会社更生法を申請した穴吹工務店。
非上場なので決算書は期末のみですが、一応発表されていましたので、
遅ればせながら財務状況をチェックしてみます。

前期の数字は以下の通りでした。

        売上  営業利益 経常利益 純利益 (百万)
21年3月期 130,650 △4,811 △7,710 △12,746

他のマンデベと同じように、大きく赤字になっています。
これにより純資産が163億から33億へ大幅減少。自己資本比率は2.3%まで低下していました。
この大幅赤字の原因は、ご他聞にもれず棚卸資産評価損ですが、
これを十分計上して簿価を下げているマンデベは今期は上方修正することも多いのですが、
ここはどの程度計上したのかというと
特別損失に5.98億、売上原価への計上はこちらの記事だと18億、計24億ほど。
この数字は棚卸資産約1110億に対して2%ほどと、これはいかにも少ない。
多くのマンデベは10-20%を計上している中、この割合は小さく見えます。
他社並みの10%を計上していると債務超過ですし、
それが出来なかったということでしょうか。

簿価をほとんど下げていないのでかなり高く売らないと利益が出ず、
今期も赤字が濃厚、債務超過が見えてきて銀行の貸し出しも渋り・・・
という構図のように思いますね。

財務の方は、
現金が179億に対して、流動負債は1278億。
楽ではないですがこの程度はマンデベでは何社か見受けられますし、
まだすぐアウトという段階ではないように見えます。
ですがおそらく銀行からの返済を迫られて資金繰りに窮したものと思います。

というわけで、穴吹工務店の倒産は決算書の棚卸資産評価損の計上額を見ていれば、
大体予見できたのでは、と考えております。
大きく計上すると債務超過、となる会社は特に注意する必要がありますね。

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