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スカイマークの2Q決算が発表されておりました。
先日大幅な上方修正を発表しましたが、その進捗度はどの程度かが注目です。


売上高(百万) 前年比(%) 営業利益 前年比(%) 経常利益(百万) 前年比(%) 純利益(百万) 前年比(%)
23年3月期第2四半期 26,644 27 5,890 168 5,495 172 2,454 24
22年3月期第2四半期 21,044 △5.4 2,198 2,021 1,987


好決算には間違いないですが、営業利益は58.9億ですか。
通期予想91億なので、この数字でも正直ちょっといまいちですね。
客単価や搭乗率の高くない新路線を多数抱えて、まだ32.1億上積みが必要です。
拠点開設も多数あり、費用も増加しそうですし。
最近のスカイの予想は保守的なので、先日の上方修正も保守的なものだと思いますが。

利益が伸びていない理由が、引当金を多く積んでいるためなら納得ですが、
今回は通常の四半期とほぼ同じ。

ただ、注目は客単価ですね。
2Q単独の客単価は前年を上回っています。(前年14,567円、今年14,675円)
新路線を多数抱えながら、この数字は立派です。
おそらく既存路線の客単価がかなり上がっているものと思われます。
計算してみますと、既存路線の客単価を前年比105%、新路線を68%とすると、
トータルの客単価はほぼ前年並になりますので、
客単価の比率はこんなものではないかと思われます。

客単価は上記前提、搭乗率は既存路線は前年比7%アップ(上期実績より)、
新路線は搭乗率58%、として計算してみると、
通期売上は561.3億と、会社予想の565億に近い数字になりました。
というわけで新路線の搭乗率は58%を超えているかどうかが、
会社予想達成の目安となりそうです。

この決算は、上方修正の数字と比較すると私としてはいまひとつだと思いますが、
明日以降株価はどう動きますかね。
短期的には利益確定売りが出るかもしれません。


コメント

ちょっと今回の中間で不思議だったのは、未払税金が32億も計上されていることです。55億の利益に対して32億も積むということは、実効税率40%なので、22億ぐらいでいいはずが、32億ということは約10億ぐらい未払計上額が大きい。もちろんスカイの引当は税務上、否認されるものが多いと思うのでうなずける面もある。25億ぐらい加算項目があるということになる。

おそらく下期はこれに対して税効果を計上するのだと思う。
スカイの純利益は修正されていましたね。妥当な水準の税率になったというところですかね。
私はあまり純利益については気にしていませんでしたが、会社に残る資金が増加するのはうれしいことです。

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