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スカイマークが日本空港ビルデングから訴えられた空港施設利用料。
本来は空港側が徴収すべきとのスカイマークの主張ですが、
法律上どうなっているのか調べてみました。
私は法律については素人ですし一部しか読んでいませんので、
間違いはあるとは思いますが・・せっかく読んでみたので私的メモですね。

空港施設使用料の徴収については、空港法第十六条にあるようです。

空港法(昭和三十一年四月二十日法律第八十号) 「第十六条」

(旅客取扱施設利用料)
第十六条  航空旅客の取扱施設を管理する事業を行う指定空港機能施設事業者は、
旅客取扱施設利用料(航空旅客の取扱施設の利用について旅客から徴収する料金
(旅客の利益に及ぼす影響が小さいものとして国土交通省令で定める料金を除く。)
をいう。以下同じ。)を定めようとするときは、その上限を定め、
国土交通大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。


→現在の上限は100円のため、170円に引き上げ。
 国交省もこの料金で認可を出しています。

2  国土交通大臣は、前項の規定による認可をしようとするときは、
能率的な経営の下における適正な原価に適正な利潤を加えたものを
超えないものであるかどうかを審査して、これをするものとする。


→これが怪しい、とスカイマークは見ているようです。
 東京電力が包括原価方式の料金決定で批判を受けていますが、
 それにそっくりですね。

3  第一項の指定空港機能施設事業者は、
同項の規定による認可を受けた旅客取扱施設利用料の上限の範囲内で
旅客取扱施設利用料を定め、あらかじめ、国土交通大臣に届け出なければならない。
これを変更しようとするときも、同様とする。


→上限引き上げに伴い、実際の徴収額も170円に引き上げ。

4  国土交通大臣は、前項の規定による届出がされた旅客取扱施設利用料が
特定の利用者に対し不当な差別的取扱いをするものであるときは、
当該指定空港機能施設事業者に対し、
期限を定めてその旅客取扱施設利用料を変更すべきことを命ずることができる。


→ここにも引っかかる可能性あると思います。
 ただ国土交通大臣が変更を命じるもので、
 国土交通大臣におかしいと思わせないといけない?


5  第一項の指定空港機能施設事業者は、
第三項の規定による届出をした旅客取扱施設利用料をインターネットの利用その他の
適切な方法により公表しなければならない。


→インターネット等でこちらは公表済。

実際に徴収を行う方法については、以下の「空港法施行規則」に基づき、
国土交通大臣に提出することになっています。

空港法施行規則
第十一条  法第十六条第三項 前段の規定による届出をしようとする
指定空港機能施設事業者は、次に掲げる事項を記載した旅客取扱施設利用料届出書を
国土交通大臣に提出しなければならない。
一  氏名又は名称及び住所
二  空港の名称
三  空港機能施設のうち、旅客取扱施設利用料の徴収の対象となる施設
四  旅客取扱施設利用料の額及び徴収方法
五  実施予定日


上記はこちらの報道があるため、空港ビルデングから国土交通大臣に提出済です。

四の徴収方法についても届出済で明記があるため、
スカイマークに請求するのは正当である、という主張になるのでしょう。

以上の内容から、空港会社は法律に基づいて請求を行っており、
スカイマークはおそらく敗訴ですね。
スカイマーク側も勝てるとは思っていないと思いますが、
・空港における不公平な扱いに対しての抗議
・空港使用料の不透明な価格決定に対し世論を巻き込んで抗議
といったアピールは出来ると思います。
特に空港使用料については東電に似たお役所仕事な部分が見えますので、
上手く世論を巻き込めれば面白いかもしれません。

しかし羽田はドル箱であり、今後の羽田枠割当も国土交通省の一存で決まりますので、
あまり国交相を刺激してもらいたくない、というのが私の本音です。
裁判も負けるでしょうし、本件についても穏便に片付けてもらいたいです。
既存勢力に立ち向かう心意気は支持しますが、
茨城の場合は一時撤退という手がありましたが、今回はそうは行きませんし。。。


コメント

日本社会でビジネスをやる以上、ある程度理不尽で不公正な競争を止める方法はない。スカイマークは正論を主張しているが、この国は正論がまかり通らない。正論を曲げて生活しているヒトたちがいる。原発などは誰がみても日本の国益とならないが、いまだに止められない。この国の本質的思考回路は財政破たんをみない限りは変わらないだろう。

従って、今回の件も何ひとつ変わらないので、無駄なことはしない方がいいと思う。
私も法律に詳しい訳でも、実際の契約条件を知っている訳でもありませんので、
こちらにまとめて頂いた内容から、判断するしかないのですが、
利用料の徴収方法は届出事項なので、争う余地があるのかもしれません。
徴収業務を代行する以上、コストを空港ビルが負担する契約があろうかと思います。
例えば、クレジット決済やコンビニ決済では、余計な決済手数料が発生するはずです。
スカイマークの立場では、契約内容の変更には、合意が必要ということなのでしょう。
いずれにしても、こうなることは予想できたので、準備は万端整っていると思います。
金額自体は、誤差と言えるようなもので、たとえ全面敗訴でも影響はないでしょう。
私も戦う姿勢のアピールと言う側面の方が強いのかと思います。
ちなみに、値上げの主要因は2タミの増築と1タミの大規模修繕だったはずです。
一利用者の立場で言わせてもらえれば、空港はただの通過点に過ぎない訳ですから、
利便性がほとんど向上しないにも拘らず、受益者負担の名目で値上されるのは不満です。
私は、うやむやになっている空港施設使用料の問題を提起するだけでも、新規事業者として凄く意義がある事だとは思います。
実際、スカイマーク支持の世論も大きいですし。

おそらく、判決なり和解なりは収まるところに収まると思いますし、ある意味「試合に負けて勝負に勝つ」というのがスカイマークの戦略だとは思います。

あと、役所は申請があり、異議がなければ(間違った事でも)それでOK!にしなければいけない組織ではあります。
ある意味、国交省にとってはビル会社は目の上のたんこぶで、本音をスカイマークが代弁しているのかもしれないな・・・と思ったりもします。
皆さん色々な考えがあり、参考になります。

私もこの問題があるまで、空港施設使用料について
特に深く考えることはありませんでしたが、
2005年から国内線に対しても100円を徴収するようになり、
今回も勝手に値上げを行い・・・徴収に関してかなり怪しい側面があることがわかりました。

航空券の運賃に直接関わる空港使用料を、
ほとんどの乗客が知らない間に値上げをされている、
拡張するターミナルの固定的費用の増加分を吸収するため、とのことだが、
ターミナルを拡張すればその分乗客も増えるはずで、
増えた乗客が払う分で賄えるはずでは?
という疑問等の議論もなく、国交省の認可のみで値上げが出来てしまう、
かかる費用についてもほぼ空港ビル会社の言い値で決まっている、
怪しいことだらけです。
この辺をマスコミ等がちゃんと暴いて記事にしてスカイの見方をしてくれればいいのですが。。。

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